今日は現在英語コーチングを受講してくださっているクライアントさんの音読練習の方法をシェアしたいと思います。
本当は教えたくないけど。
ってか教えたくないって、私が発案した方法じゃないんだけど(笑)。
これは全部クライアントさんのアイデアです。
まず、クライアントさんと私の英語日記のやりとりからシェアしたいと思います。
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1. まずはクライアントさんから英語日記を提出してもらいます。
2. 次にネイティブスピーカーであるマークが日記を添削、英文校正し、日記を読み上げたマークの音声をつけて返信します。
3. クライアントさんは添削された日記を見ながら復習して、音声を聞きながら音読練習をします。
4. 日記音読の音声を私とマークが聞いて、フィードバックします。
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この流れは決まっており、英語コーチングのサービスにも入っています。
すごいと思うのが3のステップのクライアントさんの復習の方法。ここを詳しくシェアしたいと思います。ちなみに私はクライアントさんへどのように復習したらよいかということは事細かく指導したり強制したりはしません。この方法はクライアントさん自身が自ら考えて実行している方法になります。教えてくださったときはもう何だか感動もので、こんなにも自宅学習で努力しているのかと、コーチとして驚きと喜びでいっぱいになりました。
クライアントさんの日記の復習方法
まずクライアントさんは私とマークから返信された日記とフィードバックを見ながら、再度ノートへ返信された日記を全て手書きで書き写しています。かなり長い日記の時もあるので、この作業だけで骨の折れる作業です。
そしてノートに書き写した添削された日記を見ながら、どのような表現になっているのか、文法はどうか、自分の表現と添削された表現の違いなどを復習します。
そして次のステップが本当に素晴らしいなと思うアイデア!
次にクライアントさんは返信されたマークの音声を聴きながら、間の取り方、文章中での強弱、単語の強弱、流れの強さなどを音楽記号のように日記を楽譜として自ら記入しているのです。そして日記をオーバーラッピングしたりシャドーイングしたりしながら練習しています。1ヶ月ぐらいこの方法を試しているのですが、そこからかなり発音が伸びています。
クライアントさんが使っている日記音楽記号
・クレッシェンド / デクレッシェンド(< / >)= 抑揚をつける場所に
・テヌート(なめらかな線)= 途切れなくつながるように
・丸(◯)=文中で強調されている単語や単語の中のストレス(強さ)の位置に
・斜線(/)=間を取る位置に
音声を聴きながら自分自身で日記音読記号を記入することによって、間の取り方やストレス(強さ)の位置がすごく身についてきています。クライアントさんの日記はプライベートなものなのでシェアできないのですが、鉛筆で音楽記号が記入された英語日記は本当に楽譜のようです♫
英語にはリズムがある
ネイティブスピーカーである夫はいつも「英語は音楽だ」と言っているのですが、どんなに発音(正しい音を出すこと)ができても、音の強さや間の取り方、流れができていないと、すごく聞き取りにくい英語になります。
クライアントさんには一時期、不自然にはなるけれどかなり音読のスピードを下げてもらった時期が数週間あります。その時に文中のどの単語にストレス(強さ)を持ってくるのかに集中して音読練習してもらった時期がありましたが、あの時スピードを下げて音楽のリズムに集中したことは、やはり無駄ではなかったなと思います。急がば回れはこのこと!
私の英語コーチングは、もちろんティーチングする場面もたくさんありますが、コーチとしての私がクライアントさんのスケジュールを管理したり、学習方法を押し付けたりすることはありません。そんなことをするとコーチング終了後にコーチとしての私がいなくなると一人で学習できなくなるから。
あえて、ざっくりとしたアイデアや方法を伝えることしかしないのですが、そうするとクライアントさん自らさまざまなアイデアを考え、逆にそのアイデアを私がいただいています。
強制されたり押し付けられたり、自分の目標がノルマになってしまった時点で、人間の能力には限界がきます。
管理や押し付け型の英語コーチングは山のようにあるし、管理されたり全て型にはまったコーチング(本来はそういうものをコーチングとは言わないのだけど)が居心地の良い人がいるのも確かなのだけど、私はやっぱりあくまでもコーチとしてクライアントさん自らがさまざまなアイデアや行動を自らできるようになる、そんな英語コーチングの形でずっと続けていきたいなと思います。
「英語日記への音楽記号の記入」
いいな! と思った方は試してみて下さいね♫
※現在英語コーチングは満席(2名様)となっており、次回の募集は7月から(1名様のみ)となっております。
♢英語コーチングプログラム
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