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執筆者の写真Hidemi

世の中の変え方


このブログは去年の11月に投稿したものを短く編集してお届けしています。



昨日まで、信じて疑わなかったことが180℃一転してしまう。そんな経験をパンデミックでたくさん経験しました。


2020年の春、コロナのパンダミックが始まった当初、日本に一時帰国中だった私たち一家。カナダに帰国したら、家族全員2週間の「強制自宅待機」が待っていた。家から出ると、警察に逮捕されるかもしれないという、予想もしなかった事態でした。


愛する人に会うことも禁止され、Stay Home Orderが出て、不必要に家から出ることも禁止されました。身につけるものの自由の大切さを尊重していたカナダという国で、マスクも強制になり、ワクチンを打たない人は社会から除外される。さまざまなビジネスが強制的に閉めることを強要され、学校さえも閉鎖されるというパンデミックの2年間。


今日の常識は、明日の非常識になるのかもしれない。


戦争を体験した人が「1日で世の中がひっくり返った」と言っていたのを思い出します。戦争中はアメリカを敵国だと教育されていたのに、終戦を迎えたら、社会が一転してアメリカは敵ではないという教育が始まり、今までアメリカは敵だとして記載されていた教科書の部分を全て教師に墨で塗りつぶすよう指示されたとか。


7つの習慣の本には、


「(自分の中の)指針」が連続体の一番上にあれば、自分の存在価値を自覚し、心が安定している。「指針」が連続体の一番下にある人は、絶えず変化する社会の鏡を見て、不安定な外的要因に振り回されて生きている。


と出てきます。


社会の鏡は絶えず変化し不安定なもの。「自分の中の指針」がないと、常に社会の鏡に影響されてしまう。


「世の中を変えたい」

でも、私は政治家ではないし、そんな大きな力を持ち合わせていません。そんな私がパンデミックの中でしたこと。それは州知事や国へのメールです。


・ロックダウンになった時

・ビジネスを強制的に閉鎖させた時

・学校を閉鎖した時

・ロックダウン中に公園をも閉鎖した時

・マスクが強制着用となった時

・ワクチンパスポートを導入して、未接種者をレストランなどに入れなくした時

・ワクチン未接種者を飛行機に載せないという法律を作った時


今振り返っても、とても独裁的で怖い世の中だったと思います。私には大きなことはできないけど、上記のことが起こった時全て、私は政府にメールをしています。





私の一通のメールがどうなったかというと、ほとんど世の中は変わりませんでした。ただ、私にはコントロールできることとできないことがある。今の私で何ができるのか、考えた時にできたことは、自分の声を政治家に届けることでした。


そんな中、ただ一度だけ世の中を変えることができました。それは「公園の閉鎖」これだけは翌日には撤回されて、子どもたちは公園で遊べるようになりました。


家から出てはいけない、学校にも行けない、家族以外の誰とも会ってはいけない、そんな状況の中で子どもたちから公園を奪うなんて私には許せませんでした。私と同じように怒りを覚えた親がたくさんいて、その声を政治へ届けたのだと思います。


たった1通のメール。でも、たくさんの声が集まれば、世の中は動く。あの時はそう感じました。



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