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執筆者の写真Hidemi

私の摂食障害ストーリー

更新日:2022年10月5日


たまに若い頃摂食障害だったということを書いています。


今の私は摂食障害について書くということになんの抵抗もないのですが、過去はすごく苦しくて、自分が摂食障害であるということは誰にも言えませんでした。摂食障害の時期は、私の人生の中でも辛かった時期のトップ3に入ります。


摂食障害についてブログに書くと「私もそうでした」とか「私も今摂食障害で辛いです」というメッセージをいただくことがあります。当時の私は一人で苦しんでいましたが、実は摂食障害で悩んでいる人はとても多いです。


今日は少しでも誰かのためになればと、私の摂食障害について詳しく書いてみたいと思います。ちょっと長いので、前半と後半に分けて書いてみます。





まず、始まりはきっと高校生ぐらいだったと思います。元々痩せた体型に中学生の頃からずっと憧れていて、中学の頃から極端なダイエットをしたりしていましたが、全然効果はありませんでした。でも夏バテで食欲が失せた高校の夏、私の体重は一気に7キロぐらい落ちました。その頃から「痩せた」自分でいたいと思うようになりました。


そこから徐々にあまり食べなくなり、そのまま大学の一人暮らしに。その頃にはすでに極端にカロリーを気にするようになり、ありとあらゆるものを食べることが怖くなっていきました。太るのが怖くて、でもスーパーで見る食べ物全てを食べたい衝動に駆られ、どうしてもお菓子が食べたかった私はお昼ご飯にアイス、夜ご飯にポテトチップスというような食生活を1年ほど続けていました。今思えばその時はカロリーが全てだったので、お菓子の袋に書かれているカロリーだけを摂取している安心感もあったのだと思います。自分で作るご飯や外食はカロリーが分かりにくいのです。



そして月日は流れカナダに留学します。その頃もまだ「食べたいけど太るのが怖くて食べたくない」という気持ちが強く、夜ご飯はシリアルだったり、友達と外食するのがとてつもなく怖かったりしました。


太るのが怖くて吐くこともありましたが、拒食症になりたくなく、吐くということが癖になるのが怖くてなるべく吐かないようにしていました。そんな私がどうしたかというと、ご飯を口に入れるけれど、咀嚼した後に飲み込まずに出すということ。今思えば馬鹿げているのですが、あの頃の私はそれでなんとか毎日をしのいでいました。でも、吐いたりご飯を飲み込めない自分を極端に責めていました。特に「親に仕送りしてもらっているお金なのに、食べ物を無駄にしてなんてことしてるんだろう。。。」という思いが一番自分を責めていたように思います。


日課として、毎日体重計に乗り、どれだけ自分が「痩せているか」を気にする日々で、体重が増えているとその日1日ずっと自分を責めまくる日が続きます。逆に少しでも痩せているとその日は羽が生えたように天国になり、毎日そんな天国と自国の日々を行ったり来たりしていました。


誰かから「太ったね」と言われたら地獄へ落ち、誰かから「痩せたね」と言われたら天国へ行く。とにかく感情は常に体重計の数字と誰かからの「痩せた、太った」の一言でジェットコースターのように揺れ動きました。


確か21歳ごろ、自分でもおかしいと感じ始めネットで摂食障害について検索すると、その項目リストにほぼ全て自分が当てはまっていました。


摂食障害のサイン

こちらのサイトからお写真お借りしています。





この時初めて自分が摂食障害という病気なんだとはっきりと気づきました。あの頃は自己肯定感なんてものはほぼ皆無で、毎日自己否定の日々。誰にも相談できず、苦しい日々でした。


「痩せている自分が本来の自分」だという認知の歪みのようなものが起こっていて、太っている自分はとても醜くてそんな自分を受け入れることがずっとできずにいました。不思議なのですが、今の体重は摂食障害を抱えていた当時の体重よりも3キロほど増えているのですが、今の自分の身体はちゃんと受け入れられています。


結局摂食障害になった原因は分かりませんが、今思えば小さい頃から家族や親戚、先生から痩せたとか太ったとか言われたり、テレビやメディアから「痩せている人が美しい」という概念が植え付けられたのだと思います。


こんな感じの私の摂食障害は5年以上続くこととなります。完全に完治するまでは10年ぐらいかかったかもしれません。


次回のブログにどうやって摂食障害が治っていったのか書きたいと思います。


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